自然界の生き物による建築である「巣」を題材としました。
動物や昆虫などの巣作りにおけるプリミティブな建築行為の中に潜む造形美を切り口としています。
自然界に存在する規則的なようで不規則なラインは、まるで難解な高等数学の公式のように美くしく、複雑に見えてシンプル。
そんなラインの中に宿る美しさに迫ろうと取り組んだ作品です。
人間以外の生物は学術的なことなど一切考えずに、地球での生活に誠実に向き合い、目の前のやるべきことをこなしてくことで世界の神秘に到達しているように見える。
この生き方から人間が学ぶことは多々あると思う。
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オブジェ, 器