古今東西の宗教的モチーフに選ばれる孔雀の神々しいまでの美しさの秘密を探るために制作し始めました。
進化論的な切り口で考えてみれば、雄の求愛行動の姿が美しければ雌はそれに応じ、生命の継承が許される。
そうでなければ求愛はうまくいかず、つまり命が繋がることはない。
過酷な生き残り争いの中で、それでも「生き残りたい」と強く願う生命の叫びが孔雀の神秘的美しさを担保しているのだろう。
点と点で支え合うような緊張感のある野生の世界の中で、それでも優雅に美しく生きることを選択した孔雀は何を思って生きてきたのだろうか。
謎は深まります。
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